こんにちは、池鯉鮒です。
今回は「古代巨石文明の謎」です。
今までとちょっと毛色が違ってますが・・・。
巨石文明というと、エジプトのピラミッドや、メキシコにあるマヤのピラミッド、イスラエルのバールベック神殿、イギリスのストーンヘンジ、インカの石積みなどがあります。
これらの巨石文明は、遡ってもせいぜい4,000年前(4,000年前でも相当に古いですが)くらいまでです。
ところがトルコのギョベクリ・テペという遺跡は、11,000年前の遺跡だそうです。
以前に世界ふしぎ発見というTV番組で取り上げられていました。
1,994年の発見だそうですが、その割には一般には知られていないようです。
私が知らないだけでしょうかね?
教科書には記載されているのでしょうか。
”超古代”と言っていいような年代の遺跡です。
しかし11,000年前だからと言って、稚拙ではありません。
5トン前後の石を矩形に切り出して円形に配置したストーンサークルのようなものです。
他に20トン程度の石もあるそうです。
そんな巨石ですが、その切り出した面が相当平坦なのです。
またその遺跡からは、人骨が発見されています。
しかもその人骨には彩色が施されていました。
TVでは、いったん埋葬したものを掘り出して骨に彩色したという説明でしたが、
そんな面倒くさいことを考えなくても、火葬にして、残った骨に彩色したのでは
ないかと考えてしまいますが、違うんでしょうかね。
11,000年前は火葬の習慣はなかったのでしょうか。
鉄や農耕がなかった当時、石をどうやって矩形に切り出して、平らに削ったか
という疑問が生じますが、発掘した考古学者によれば、
石器で削ったとのことでした。
石器で岩を削る???
巨石は石灰岩であるため、それより硬い材質で作った石器であれば、
割と簡単に削れるということでした。
レポーターの人が少し削っていましたがほとんど削れず、
「途方もないなあ。」という感想を漏らしていました。
私も途方もないなあと思います。
超古代の人々がいくらヒマだからといって、石で岩を削るという
そんな途方も無いことをやるのでしょうか。
ここで少し”常識をぶち壊して”みましょう。
岩は普通は硬いですが、「岩が柔らかい」としたらどうでしょうか?
「岩が柔らかい?」 と思われるかもしれません。
例えば粘土とまではいかなくても、砂糖の固まりとか砂の固まりとか、
他にはチョークのようなもの、クッキー等のようなイメージです。
そういった柔らかいものなら、石器でも削れますよね。
別な言い方をすれば、「岩が柔らかい状態になったなら、石器でも
簡単に削ることが可能です。」となります。
そうすると、次の疑問がでます。
「岩が柔らかい状態になることがあり得るのか?」ですね。
砂糖の固まりや砂の固まり、チョークやクッキーなどは
水でぬらすと、途端に”柔らかく”かつ”もろく”なります。
では岩の場合、どのようにして柔らかくもろくできるのでしょう。
ギョベクリ・テペの巨石は石灰岩であると言っていました。
石灰岩を柔らかくもろくする方法はあるでしょうか?
特に石灰岩に限って考えると、すぐに思い当たるものがあります。
”酸”です。
理科の実験で石灰石に塩酸などの酸をかけると、ブクブクと泡を吹いて
溶けていきませんでしたか?
酸を使えば、石灰岩であれば柔らかく、もろくすることができそうです。
11,000年前に塩酸や硫酸などはなかったかもしれません。
しかし、レモンやライムのような酸の強い柑橘系の植物はあったのではないでしょうか。
(以外と、塩酸や硫酸等の酸を作ることができていたのかも知れません。)
20トンの巨石を扱うことができる高度な文明を持っていた人々ですから、
酸を利用することぐらい朝飯前だったのかもしれません。
”酸を塗って石灰岩の表面を柔らかくしてから削った” ということですね。
切り出す際にも、切り出したい部分に酸を塗って溝状に削り、
そこ酸を流し込んでさらに削り、という方法で削っていったのではないでしょうか。
もちろん、どこかの段階では割って切り出したのでしょう。
切り出した後に、矩形にして表面を平らに削ればよいわけです。
鉄がなければ、石器で削ったのかもしれません。
表面は柔らかくなっているので、普通の石器でも平らに削れるでしょう。
これは推測の域を出ませんが、可能性としては”あり”と考えています。
どう思いますか?
古代巨石文明についてはまだまだいろいろとありますので、
そのうちにまた古代巨石文明についての話題をUPしたいと思います。
それではまた。
久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒
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