2018年12月31日月曜日

目次

001 ブログ始めました

002 理系待望論

003 夢の科学技術文明

004 2種類の人々

005 将来的な人間社会のパターン

006 続・将来的な人間社会のパターン

007 花粉症完治!?

008 続・花粉症完治!?

009 グッとくる食べ物

010 びっくり電池

011 ふしぎな牛肉

012 アースランド

013 教育に足りないもの

014 続・2種類の人々

015 キーワード構築法の告知

016 イソギンチャク的研究状態

017 自己表現のススメ

018 変化したくない症候群

019 秩序と調和

020 長時間連続使用可能なレーザーポインター

021 お金は中間段階的な一形態

022 常識をぶち壊せ!

023 古代巨石文明の謎

024 文章を書きたがる人・書きたがらない人

025 思考と行動と結果

026 エッジの効いた人

027 電流と血液型

028 日本人の特質

029 給食のトラウマ

030 日本の正しい教え

031 貢献主義社会

032 神様ネット

033 世の中バランスなんだよ。

034 門番は必ず現れる

035 人生システム

036 日々のマインドシミュレーション

037 教育におけるランチェスター経営的視点

038 ユダヤ式教育

039 目標はひとつ

040 クリスマス、ハロウィーン、バレンタイン・デー

041 有と無、時間と空間

042 将来の夢

043 おみくじ結び法

043 ひねり不足

043 講義と授業

044 別人テクニック(その2)

045 日本のものづくりの原点

046 情報のとらえ方

047 文科省パブコメ

048 最も効率的な勉強法

049 宇宙人と地球人

050 エーテルネット

051 志賀島の金印



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2018年10月31日水曜日

志賀島の金印


こんにちは、池鯉鮒です。
久々のブログアップです。

今回の話題は「志賀の島の金印」です。

志賀の島には国民休暇村があって、
今年の建築学会九州支部環境工学委員会主催の
「九州環境工学シンポジウム」は
そこで開催されました。

今年の幹事大学は、
九州産業大学と久留米工業大学で
担当しました。

大変ではありましたが、
無事終わって、ほっとしています。


さて志賀の島の国民休暇村には
家族でも宿泊したことがありますが、
周囲は玄海の海に囲まれて、
夜も波の音が聞こえてとてもよかったです。
食事も海の幸がふんだんにあって、
大満足でした。


ところで志賀の島の金印ですが、
レプリカしか見ていませんが、
おおよそ2.3cm×2.3cm×2.3cmと
以外と小さいですね。

こんな小さなものが
よく畑から見つかったなと思いました。


しかしなぜ畑に埋まっていたのでしょうね?
”金印”なんて大事なもののように思えます。
金でできているのですから。

何かの遺跡で見つかったならわかるのですが、
畑とは!?


さて
金印には「漢の倭の那の国王」と
彫られています。


”漢”は今の中国の場所にあった国で、
前漢(紀元前206年 - 8年)と後漢(25年 - 220年)があります。

漢字の”漢”ですね。
そして”倭”は今の日本です。
漢では日本のことを倭国と呼んでいたそうです。
”那”は今の福岡県あたりに
あったと言われている”那国”のことで、
今で言えば”福岡県”といったところですね。

ということは”那の国王”とは
今で言えば”福岡県の代表”、
つまり”福岡県知事”といったような立場
ということになります。


そして漢が金印を贈るということは、
その意味は、
”漢の属国である”
という意味なのです。

それは今の中国でも同じで、
金印を贈るということは、
”中国の属国である”ということを
意味しています。


そしてここからは”憶測”ですが、
当時の那国の王(福岡県知事に相当)は、
漢との交易などの関係があり、
金印を贈られたのでしょう。

そして使節団が金印を受け取って、
漢から船で戻ってきたのでしょう。
そして志賀の島あたりの港に着いたのだと思います。

そして上陸してから、
金印を運んできた使節団員は
そのあたりの道ばたに金印を捨てたのでしょう。


それが後世になって、
その場所が畑となり掘り出されたのだと思います。

ではなぜ金印を捨てたのでしょうか?


「漢の倭の那の国王」という金印ですが、
今風に訳すと

「中国の属国である日本の福岡県知事」
なんていう意味になります。


こんな内容の金印を
「ありがたく頂戴します。」と言って
福岡県知事に相当する那国の王が
受け取るでしょうか?

まず受け取らないでしょうね。


ですから使節団は、
那国の王に金印を渡さずに
そのあたりに捨てたのです。
もし金印を那国の王に渡していたら、
どうなっていたでしょう。

那国の王は激怒して、
「何でこんな金印を受け取ってきたのだ!」
と言ったでしょう。

そして金印を運んできた使節団は
投獄されたかもしれません。
いや、首をはねられたかもしれません。
ですから那国の王に届けずに捨てたのです。

ではなぜ、上陸する前に
海に捨てなかったのでしょうか?

おそらく
見送りではないですが、
別な目的地もあったのかもしれませんが、
漢の船も近くまで伴走して来たのでは
ないでしょうか。

金印を海にポイ捨てした場合に
漢の船にバレたら、
また一大事です。

ですから、上陸してから
道の途中で捨てたのです。


憶測ではありますが、
全くあり得ない話でもないと
思いませんか?

”属国”と言われて
喜ぶとはとても思えませんので。

「日出づる国の天使、
日没するところの国の天使に使いを送る。」

なんていう、
”気高き日本”なのですから。


それではまた。


久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒