明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
久留米工業大学の
池鯉鮒です。
今回は「日本のものづくりの原点」です。
ものづくり立国である日本ですが、
作ったもの(製品)は
他の国で作ったもの(製品)とは
違った性質を持っています。
いわゆる”魂が宿る”というか
”神様が宿る”といった概念が入っていますね。
山や川、土地や家、門、台所、トイレと
至る所に神様が宿っている日本ですが、
いろいろな材料で作っている
もの(製品)にも
”神様が宿っている”と考えています。
”魂がこもっている”という表現でも
よいでしょう。
ですから、ものを大切にします。
世界に通用する
”Mottainai(もったいない)”
という言葉も日本発ですね。
そしておそらく外国の人から見たら
「日本人はいったい何を考えているのか?」
と思われるだろうなということがあります。
それは”針供養”です。
針は裁縫のための道具で、
単に先がとがった細い鉄の棒にすぎません。
なぜその道具である針を
”供養”する必要があるのでしょう。
ただの細い鉄の棒なのにです。
しかし、それは道具といえども
そこに魂が宿っていると考えているからです。
「役に立ってくれてどうもありがとう。」
という道具に対する
感謝やいたわりの念があるからです。
”壊れたらただの物として捨てる”という
使い捨て文化とは違う概念です。
この概念は私たち日本人の中に、
昔からずっと生き続けています。
日本のものづくりの原点が
ここにあると思います。
だからこそ日本製(メイドインジャパン)は
世界で求められるわけです。
よくわかっている外国の人は、
「他の国で作ったソニー製品ではなく、
メイドインジャパンのソニー製品がほしい。
それは魂が宿っているから。」
と言っているほどなのです。
それから「古事記」を読むと、
神様も”稲作”や”機織”など
ものづくりにいそしんで
いるのがわかります。
神様からしてものづくりをやっている
こういう日本ですから、
「ものづくり立国日本」や
「技術立国日本」
でないはずがありません。
他にはこのような国は
無いのではないでしょうか。
どう思いますか?
それではまた。
久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒
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