こんにちは、池鯉鮒です。
今回は「講義と授業」です。
「授業」はわかりやすいですが、
小学校や中学校、高校で
先生から各科目について習うことですよね。
それを授業と言います。
大学で習うことは「講義」と言っていました。
少なくとも私が学生の頃は、「講義」と呼んでいました。
(過去形で表現しているのは、今では違っているからです。)
今では大学でも、授業と呼ばれています。
慣例的に呼ばれているのではなく、
正式な書面や資料などでもそう表現されています。
一般的に「シラバス」と呼ばれる各講義の内容も、
「授業詳細」という表示になっています。
手元にあった角川実用辞典辞書で調べてみると、
授業は”学問・技芸を教え授けること。”
講義は”書物や学説の意味を説明すること。大学などでの授業のこと。”
となっています。
お茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦先生の著書でも
同じ内容のことが書かれていましたが、
「授業」は「業」を「授ける」こと。
業は、わざ、仕事、学問、技術 となっていますので、
「学問や技術」を「教える」ことです。
それに対して
「講義」は「義」を「講じる」こと。
「義」とは物事の意味・理由、正しさですので、
「物事の意味や理由」を「説明する」ことです。
かなりニュアンスが違っていますね。
授業は教え・授ける。
わかるように”教えて身につけさせる”
というニュアンスですね。
講義は、説明するから聞きたい人は聞いてください
といったニュアンスです。
興味ある人は
説明を自主的に聞いてくださいといことですね。
ある程度自主性に任されているのが”講義”、
本人の意志とはあまり関係なく身につけさせるのが”授業”
大学が”授業”になってしまっているのは、
あまり自主性がない人が多くなった
ということなのでしょうか。
”授業”ではあまり”自主性”は育たないような
気がしますので、
やはり”講義”のほうがよいように思います。
どうして”講義”を”授業”と呼ぶように
なってしまったんでしょうか。
呼び方だけで中身が変わらなければ
問題ないのかもしれませんが。
どう思いますか?
それではまた。
久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒
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