2016年8月19日金曜日

ひねり不足



こんにちは、池鯉鮒です。

今回は「ひねり不足」です。


前回は”おみくじ結び法”について
お話ししましたが、
今回もちょっと関連しています。

”手先の作業”の話しです。


”ものづくり日本”を考えた場合に、
やはり手先の器用さは重要なポイントです。


いろいろなことはAIやロボットが
実際には行うにしても、

基本的なことは”手作業でできる”ことが
重要だと思います。


例えば、のこぎりで
木を切ることを考えた場合に、

コンピュータでコントロールされた
テーブルソー(丸のこ盤)でカット
するのもいいですが、

やはり基本は”手引きのこ”です。


のこぎりを手で持って、
ギコギコ切るヤツです。


図面なども同様で、

CAD(コンピュータで図面を描くことです)で
図面を描くには、

手書きで図面を描けることが
基本となっています。


これは手先の作業が必要であると
いうことも意味しています。



一方、私たちの生活を見回してみると、
細かな手作業が必要なくなってきています。

便利で使いやすいといえば
そうですが、

例えば、

水道の蛇口、ドアノブ、
テレビのチャンネル、
ステレオのボリュームなどです。


昔はこれらは
”手でつかんでひねる”
という操作が必要でした。


ボリュームなど
微妙な回転の調整が必要でした。


しかし最近のものは、
レバー式や押しボタン式で
操作がとても簡単になっています。


簡単な操作だけで済むように
なっていますので、

しだいに複雑な操作ができなくなって
しまうのではないかと思います。



鍛えていないと”筋肉が退化”していくように、


使っていないと

”複雑な手先の作業ができなくなってしまう”
のではないかと気になっているところです。


ちょっと大げさな表現かもしれませんが、

”ものづくり日本”が
退化してしまうのではないかと
心配しています。



それで、前回紹介しました
「おみくじ結び法」などは

手先の複雑な作業なので、
よいのではないかと考えました。


気がつかないうちに
徐々に変化していきますから、

注意が必要ですね。


それではまた。


久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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