2016年2月26日金曜日

クリスマス、ハロウィーン、バレンタイン・デー


こんにちは、池鯉鮒です。

もう少し早めにアップすればよかったかもしれませんが、

今回はクリスマスとハロウィーンと
バレンタイン・デーについてです。


クリスマスはイエス・キリストの誕生日です。

12月25日がクリスマスで、
その前日12月24日がクリスマスイブです。


誕生日の前夜祭ということで、
24日に盛大にパーティーをやり、

誕生日当日の25日を厳かに迎える
というのがパターンのようです。


キリスト教圏の国では七面鳥を食べますが、
日本ではニワトリになっていますね。

おそらく七面鳥は日本では一般的な食材ではないため、
同じ鳥ということでニワトリになったのでしょう。

ここで不思議に思われる方が
いらっしゃると予想しますが、


クリスチャン(キリスト教信者)でもない
大多数の日本人がなぜキリストの誕生日を
祝うのでしょうか?


今やクリスマスはあって当たり前の

季節の”風物詩”になっていて
一大イベントとも言えます。


それと同じ流れに乗っているのが、
近年よく見聞きする”ハロウィーン”です。

キリスト教の聖人たちが集まると言われている
11月1日は ”万聖節”と呼ばれますが、
その前日がハロウィーンです。


昔はハロウィーンに関連して、
商品が売り出されるなんてなかったですね。


実はハロウィーンにも、クリスマスにも
かなりキャッチーなキャラクターがあります。


ハロウィーンは”カボチャのお化け”で、

クリスマスといえば”サンタクロース”です。


イメージしやすいですね。



これは業界の”商魂のたくましさ”と
言えるのかもしれません。

ハロウィーンにはプレゼントのお菓子、
クリスマスにはクリスマスプレゼントの玩具とクリスマスケーキ、

それぞれの業界が力を入れてがんばっているわけです。


2月のバレンタインデーもそうですね。

キリスト教の聖人であるセント・バレンタインの日ですが、
クリスチャンでない大多数の日本人には
全くと言っていいほど関係ありません。


関係ないのに、これも一大イベントになっています。
チョコレート業界ががんばっています。


なぜそうなっているのか。

これは、”日本だからこそ”という側面が
ありますね。


つまり、日本は

”いろいろなものを取り入れて、
それを日本風にアレンジして定着させる”

ことに長けているのだと思います。


バレンタインデーが、

「女性から好きな男性にチョコレートを
渡して愛を告白できる日」なんていう設定は

日本だけですからね。



これは日本でアレンジして定着させたものです。


欧米では、バレンタインデーは、
恋人やお世話になった人に
贈り物を贈る日だそうです。


決してチョコレート限定ではなく、
女性から男性に対してのみ
ということでもありません。


これは相当な日本流アレンジですね。



通常考えた場合に、
外国の文化を取り入れるというのは

特に宗教が関わっている場合は、
簡単ではありません。



例えば、イスラム圏でイエス・キリストの

誕生日であるクリスマスを祝う
なんてことがあるでしょうか?


これは絶対にあり得ません。
イスラム圏では、神様は”アッラー”だけですから。

アッラーが唯一の神ですから、その他の神様
(キリストは神様ではありませんが、神近き人という意味で)

に関して祝うなどあり得ないですね。



しかし日本の場合は全く問題ありません。


古くは、日本に仏教が伝わってきたときに
それを取り入れて、定着させています。

当時それを推進したのは「聖徳太子」でした。


また、明治維新の時には、
”日本は遅れている”と言われれば、


諸外国の技術を取り入れて消化吸収し、
それを国内で定着させ、


国内でいろいろなものを製造できるようになり、
急速に近代化しました。


日本人はまじめで勤勉であると言われますが、


この”いろいろなものを取り入れて、
消化吸収しアレンジして定着させる”

技術というか思想というかが、

かなり優れているのだと思います。


実はこういった技術や考え方こそが、
これからの世界では重要なのだと思います。


全部おしなべて一様にする”グローバル化”ではなく、

グローバル化が避けられないというのであれば、


適度に取り入れ、アレンジして
自国のものとして定着させる。


ただし、ある程度の線引きは必要だと思いますが、

何でもかんでも取り入れればよいと
いうものでもありません。


極端な例を挙げると、

”政府の民営化”

なんていう考え方ですね。



やっぱりおかしいですよね。

おかしいものは取り入れなければいいのです。


どう思いますか?


それではまた。


久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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