2015年11月26日木曜日

ユダヤ式教育


こんにちは、池鯉鮒です。

今回は”ユダヤ式教育”です。

タイトルは異なっていますが、
ランチェスター経営的視点の続きです。

”ユダヤ式教育”という教育法があります。

ユダヤの人々がやっている教育法なのですが、
その概要は以下の通りです。


両親は、子供が小さいうちは、何でもやらせます。
例えば、ピアノを習わせたり、スポーツをやらせたり、

国語・算数・理科・社会ではないですが、
いろいろな科目についても何でもやらせて、状況を観察します。


そして、その子が持っている優れた特質を見いだしたら
(例えばピアノの才能が優れていると思ったら)、

今度はそこに一点集中して、
多くの時間をピアノのレッスンに削くようにします。
もちろん、ピアノの先生についてです。



そのときは、もうすでに平均的に何でもやらせるという
段階は終わっています。


その子の特質に応じた”シフト”を敷くわけです。
(これは企業経営で言われる”選択と集中”に他なりません。)

そうすると例えば、天才的なピアニストが生まれます。
(ユダヤ人はいろいろな分野で、世界的に活躍していますね。)


もちろん、”ピアノだけやって、他は何もやらないでよい。”
ということでは、

社会生活ができない偏った人間になってしまいますから、


他のことも、社会生活ができるように
それなりにはやる必要がありますが、
その”特質に応じたシフト”こそが重要なのです。


まさに”選択と集中”ですね。



特質にシフトすることによって、その特質に対応する分野や

技術等で ”一番”を狙えるわけです。


そうすれば、その人は明確に一言で
言い表すことができます。



「○○で一番の□□さんです」と。



わかりやすい例では、

「iPS細胞の山中教授」ですね。



「○○と言えば□□さん」

「□□さんと言えば○○で有名」

のように定義されます。



そうするとその人は、”価値ある人”であり、

以前のブログで書きましたが、


”エッジの効いた人”ということになるわけです。



何でも平均的にできるというのではなく、


特技や好きなことなど、特質を伸ばすことこそが
非常に重要だと考えています。



何でも一番、というのは無理ですから、


このことでは人には負けないとか、
これについては自分が一番よく知っている、

といった状況が、重要なのです。


そういう方向で今のうちに投資しておけば、
将来的に安泰だと思います。

(投資は、お金の投資だけでなく時間の投資も含まれます。)


ランチェスター経営でも、ユダヤ式教育でも
言われています。



その特質を生かした”エッジの効いた人”であれば、
将来、マシーンに仕事を奪われる心配もありません。


その人でなければならない、
その人の存在意義が大きいというわけですね。



日本人は平均的になるように教育されてきました。
別な言い方をすると「出る杭は打たれて」きました。



もうそろそろ変えてもいいのではないかという
気がしていますが、どうでしょうか。



それではまた。


久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒

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