こんにちは、池鯉鮒です。
今回は「教育におけるランチェスター経営的視点」です。
ちょっと難しげな表現ですが。
「ランチェスター経営」
聞いたことがありますか?
ランチェスター経営とは何か?
ランチェスター経営とは、
企業経営手法のひとつです。
どのような経営手法か、簡単にご紹介します。
例えば、アサヒビールというビール会社があります。
昔は、「ビールと言えばキリンビール」、
「キリンでなければビールじゃない」と
言われていました。
ところがあるとき(1987年、2月ですが)、
アサヒビールがスーパードライを発売したところ、
またたく間に、ビール市場を席巻して、
当時シェアトップなってしまいました。
ドライ旋風が巻き起こり、
”○○ドライ”や
”ドライ○○”が流行りました。
そのドライ旋風の後、
”アサヒビールと言えばスーパードライ”、
”スーパードライと言えばアサヒ”が
定着したのです。
それまでは、アサヒビールといっても
看板商品がありませんでした。
”ビールと言えばキリン”でしたからね。
つまり、
”一番”と言える商品を作ることによって、
その会社の看板商品として、会社を牽引してもらう、
会社をイメージづける、といった経営手法です。
わかりやすく簡単に言えば、
「餅は餅屋」でしょうか。
その会社の”一番得意な分野で勝負する”
ということなのです。
どの会社でも、その会社の一番得意とする分野や
技術などがありますよね。
そこに一点集中して、他にはない”一番”を
作り出すということです。
”二番”ではなく、”一番”です。
必ずしも世界一である必要はありません。
日本一でも、九州一でも、県下で一番など、
どこかのエリアや分野などで”一番”で
あればよいわけです。
「○○では一番!の□□です。」のように表現されます。
その会社を一言で言い表すことができます。
さてそれを教育という観点で捉えた場合、
どんな感じになるかですが、
次のようなことが言えます。
どの人間にもそれぞれの特徴があり、
それぞれの
「得意な分野」
や、
「好きなこと」、
「じょうずなこと」、
「自然にできること」、
などがあるはずです。
それぞれ各個人の特質と言ってもよいでしょう。
その特質に集中して、一点突破的に
”一番”と言えるように育てていく、
こういったことが重要だと考えています。
いろんなことが何でもできる、
例えば国語も算数も理科も社会も
何でも平均的にできる、
というのもいいのですが、
それでは平均的な人が大勢できてしまいます。
平均的な人がたくさんいても、
”一般大衆”とか”その他大勢”に
なってしまうのです。
残念ながら、
一般大衆やその他大勢からは、
革新的なイノベーションは出ません。
革新的なイノベーションを起こせる人は、
ある意味”クレイジー”です。
「常識破り」なのです。
「今までこうだったから同じようにやる」
ではなく
「今まではこうだったから今度は違ったようにやる。」
という発想です。
そういった、一点突破型の教育が
重要だと考えています。
さてこの続きもありますが、
それは次回で。
それではまた。
久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒
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