こんにちは、池鯉鮒です。
今回は「日々のマインドシミュレーション」です。
マインドシミュレーションというと、
なんだか心理学の内容のようですが、
ちょっと違います。
自分自身の”行動”や”判断”の
シミュレーションのことです。
どういったシミュレーションなのか?
わかりやすい例を挙げてみましょう。
例えば、どこかの会社の社長さんが、
従業員の起こした不祥事に対して、
平謝りに謝っている状況を想定してみてください。
テレビのニュースなどでたまに見かけませんか?
そういったニュースを見たときに、
あなたは何を考えますか?
「かわいそうに、大変だなあ。」とか
「監督責任と言っても社長は悪くないのに。」
など、考えるのではないでしょうか。
こういったときに、
先のマインドトシミュレーションができるのです。
どういうふうにやるかと言いますと、
”自分がその社長の立場だったら、何と言うのか。”
ということを想像してみるのです。
普通は、そういった特殊な立場や状況には
実際にはならないと思いますが、
それを”想定”してみるわけです。
そうすると、
「自分だったらこう言う」
とか
「自分だったらこのように行動する。」
といったことが想像できるのではないでしょうか。
これは、いろいろな状況において、
シミュレーション可能なのです。
大地震が発生して、
多くの方が避難生活をしている中で、
その避難されている方がテレビのインタビューに
答えている状況を見た場合は、
「自分なら、何て言うだろうか?」
と考えてみてください。
ニュースを見ていると、いろいろな状況が
想定できます。
韓国のセウォル号転覆事故の船長の立場だったら、
国会答弁の安倍首相の立場だったら、
等々・・・。
これは、いろいろな状況を
シミュレーションしておくことで、
あなた自身がいろいろな状況に遭遇した場合に、
その際に、適切な発言や行動が取れるようになります。
いわゆる、”リスク管理”という言い方もできます。
それから、もう一つ、これもかなり
大きな効果だと考えますが、
”相手がどう感じるのかをシミュレーションできる”
もっとわかりやすく言うと、
「相手のことを思いやることができる」
ようになるということです。
これは非常に重要なポイントです。
最近、自分のことばかり考えている人が
増えているように感じませんか?
1900年代の前半の頃(戦前・戦中ですが)では、
”醤油や味噌が切れたら隣の家に借りに行く”とか
”おかずをたくさん作ったのでお隣に少し分ける”
なんていう状況は普通にあったのです。
これは自分のことだけ考えていたのでは、
あり得ない状況です。
つまり、他人のことも考えていた
(思いやっていた)ということの表れでしょう。
それが今では、あまりありませんね。
アパートなどでは、お隣にどんな人が住んでいるのか
さえ知らないといった状況です。
また、相手がどう感じるかを考えることができれば、
”イジメ” などもなくなるのではないかと思います。
重大な犯罪を犯す人の中には、
”サイコパス”と呼ばれる人がいます。
人がどのように感じているか、どう思っているかが
全く理解できない人のことをサイコパスと言います。
いわゆる精神疾患ですが、
相手がどう感じるかがわからないため、
残虐なことを平気でやってしまうのです。
そこまでひどくなくても、
サイコパス系な人は周りにいたりしますよね。
そういった人は、周囲から
疎んじられていたりします。
人々が他人を思いやって生活している社会は
かなりすばらしい社会だと思います。
貧富の差などの”格差”も
なくなる方向に進むのではないかと思います。
危機管理という側面から、
また他人を思いやって
すばらしい社会を実現するといった側面から、
日々のマインドシミュレーションを
お勧めします。
それではまた。
久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒
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