こんにちは、池鯉鮒です。
今回は「門番は必ず現れる」です。
門番?
何それ?
といった感じでしょうか。
英語で言うとGatekeeper(ゲートキーパー)。
「門番」は、別な名前があります。
「壁」です。
建築でいう「壁」のことではありません。
「壁にブチ当たる」と言った表現で使う
「壁」です。
あなたが何かやろうとする時に、それを阻む
障壁のことです。
その障壁は、人であったり物であったり、
仕組みであったり、恐怖心であったりいろいろです。
そしてその障壁でる”門番”は必ず出てくるのです。
例えば、あなたが小さな村で不自由なく
暮らしているとします。
あるときあなたは、村の外にも出てみたいと思います。
そして村の外へ行こうと歩いていくと、
村の周辺には城壁があって、門が1カ所しかありません。
そしてその門には、屈強な門番がいるのです。
そして村から外に出ようとする
あなたの行く手を遮っています。
さあ、あなたならどうするか?
そういったシチュエーションですね。
もちろんこれは例えですが、
実際にはよく起こります。
どういうときに起きるかというと、
あなたが何か新しいことにチャレンジしようと
する時です。
いままでやったことのない新しいことをやろうと
するときに、必ずと言っていいほど
この門番(ゲートキーパー)が登場してきます。
そして、その門番は途方もなく大きく強くて、
とても歯が立ちそうにないように思えます。
そしてその強大さゆえに、城壁の外へ出ることを
あきらめてしまう場合も少なくありません。
この門番が存在するということを知らずに、
村のはずれに行くと、
いきなり門番に遭遇してしまい、
たいていパニックになってしまうでしょう。
ところが、”門番は必ずいるものだ”と
考えてから出かけて、
村のはずれに来たときに門番に出会うと、
状況は全く違います。
「言われていた通りやっぱりいたのか。」
で済みませんか?
事前に予備知識を持って行くと、パニックになったり
することはないでしょう。
特に何か新しいことをやろうとする時には、
「門番は必ず現れる」と考えていればよいということです。
何が門番になるかは、わかりません。
門番が”人”の場合では、
例えば家族の反対であったり、友人であったり、
先生であったり、上司であったり、同僚であったり
することもあるでしょう。
何か行動を起こすときには、
門番が必ず出てくるということなのです。
そうすると、
「門番が出てくるのはわかった。
ではどうすればいいの?」
ということになりますね。
門番が出てくることはわかったから、
想定外のことでパニックにいなることはないですが、
その門番にどのように対処すればいいのかが重要です。
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そのときには、自分の頭をフル回転させて
考えるのです。
自分の能力を総動員して、どうすればその
門番を倒せるのかを考える必要があります。
実は、その門番は強大に見えますが、
”あたなの能力に応じた強大さ”
しか持っていないのです。
ですから、あなたが頭脳をフル回転させ、
持てる能力を総動員させれば、倒せる相手なのです。
全く歯が立たないように思えたのは、
あなたがそのようにイメージを膨らませて
いただけなのです。
ですから、大きく見えても風船や張りぼてと同じで、
針でプスッとやるとシューと空気が抜けて
ヘナヘナとしぼんでしまいます。
それが”門番”の正体です。
大きく強く見えていたのは、そのように
あなたがイメージしていたからで、
実際はヘナヘナなわけですね。
でも、実際問題門番がなかなかヘナヘナとしぼまずに、
なんだかずっと打ち破れそうにないと感じた場合でも、
その門番に対峙しているあなたのほうに
(徐々にですが)変化が生じています。
つまり、門番と対峙しているだけでも
そのことによってあなたは進化しています。
ですので門番に対峙してある程度時間が経つと、
進化したあなたは門番を打ち破ることができるのです。
そして、村の外に踏み出せるわけですね。
そこには、新しい世界が広がっています。
どうでしょう。
例えがちょっと”ホビット族”のような雰囲気に
なりましたが、イメージしていただけましたか?
ポイントは以下の3点ですね。
1)門番は必ず出てくる。
2)門番は大きく強く見えるけれども
実はあなたと同じ程度の強さしかない。
3)門番に対峙しているだけでもあなたは進化しているので、
そのうちに門番を打ち破ることができる。
つまり、門番が出てくるたびに、
あなたは進化しているということなのです。
実際のあなたの現実に当てはめて、
考えてみてはいかがでしょうか。
問題にブチ当たった場合の考え方として
参考になると思います。
新しいことをやろうとか、
新しい環境に飛び込もうという場合には
バッチリではないでしょうか。
それではまた。
久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒
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