こんにちは、池鯉鮒です。
今回は”ユダヤ式教育”です。
タイトルは異なっていますが、
ランチェスター経営的視点の続きです。
”ユダヤ式教育”という教育法があります。
ユダヤの人々がやっている教育法なのですが、
その概要は以下の通りです。
両親は、子供が小さいうちは、何でもやらせます。
例えば、ピアノを習わせたり、スポーツをやらせたり、
国語・算数・理科・社会ではないですが、
いろいろな科目についても何でもやらせて、状況を観察します。
そして、その子が持っている優れた特質を見いだしたら
(例えばピアノの才能が優れていると思ったら)、
今度はそこに一点集中して、
多くの時間をピアノのレッスンに削くようにします。
もちろん、ピアノの先生についてです。
そのときは、もうすでに平均的に何でもやらせるという
段階は終わっています。
その子の特質に応じた”シフト”を敷くわけです。
(これは企業経営で言われる”選択と集中”に他なりません。)
そうすると例えば、天才的なピアニストが生まれます。
(ユダヤ人はいろいろな分野で、世界的に活躍していますね。)
もちろん、”ピアノだけやって、他は何もやらないでよい。”
ということでは、
社会生活ができない偏った人間になってしまいますから、
他のことも、社会生活ができるように
それなりにはやる必要がありますが、
その”特質に応じたシフト”こそが重要なのです。
まさに”選択と集中”ですね。
特質にシフトすることによって、その特質に対応する分野や
技術等で ”一番”を狙えるわけです。
そうすれば、その人は明確に一言で
言い表すことができます。
「○○で一番の□□さんです」と。
わかりやすい例では、
「iPS細胞の山中教授」ですね。
「○○と言えば□□さん」
「□□さんと言えば○○で有名」
のように定義されます。
そうするとその人は、”価値ある人”であり、
以前のブログで書きましたが、
”エッジの効いた人”ということになるわけです。
何でも平均的にできるというのではなく、
特技や好きなことなど、特質を伸ばすことこそが
非常に重要だと考えています。
何でも一番、というのは無理ですから、
このことでは人には負けないとか、
これについては自分が一番よく知っている、
といった状況が、重要なのです。
そういう方向で今のうちに投資しておけば、
将来的に安泰だと思います。
(投資は、お金の投資だけでなく時間の投資も含まれます。)
ランチェスター経営でも、ユダヤ式教育でも
言われています。
その特質を生かした”エッジの効いた人”であれば、
将来、マシーンに仕事を奪われる心配もありません。
その人でなければならない、
その人の存在意義が大きいというわけですね。
日本人は平均的になるように教育されてきました。
別な言い方をすると「出る杭は打たれて」きました。
もうそろそろ変えてもいいのではないかという
気がしていますが、どうでしょうか。
それではまた。
久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒
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