2014年12月2日火曜日

貢献主義社会


こんにちは、池鯉鮒です。

今回は、「貢献主義社会」です。


貢献主義社会なんて、聞いたことないですよね?

造語ですから。



似たような表現が、スティーブン・R・コヴィー博士の著書
「7つの習慣-人格主義の回復-」で述べられています。

「人格主義」です。


今現在は資本主義の社会なので、資本(お金)が中心の
社会となっています。

お金が中心ですから、企業はもちろん国でさえも
お金の話を中心に置いています。


例えば「経済成長が最優先課題」というようにです。


さてここで、あなたは次のように思ったことはありませんか?


”お金中心の社会”がよいのだろうか?

”お金中心”というのは正しいのだろうか?

”経済成長”ばかりが注目されるが、それでいいのだろうか?


「資本主義社会だから当たり前じゃないか。」

と言われそうですが、


はたしてそうなんだろうか・・・?

という考えが浮かんできてしまうわけです。


日々違和感を感じている人も多いのではないでしょうか。


日本ではもともと、お金の話をするのは
”はしたないこと”、”穢れたこと”
のように考えられてきましたが、


今では、グローバル化で(諸外国の影響を受けて)、
ますますお金中心になってきていないでしょうか?


お金中心ですので、誰もが”経済成長”や”経済発展”を掲げます。

経済が最優先ということなので、誰もが「商売人」的な視点でのみ、
ものを言っているように感じます。


”儲けてなんぼ”、”利益はいくら”、
”効率重視”、”無駄の削減”、

などのようにです。


売り上げや利益のことを”数字”とか”結果”という言い方もしますが、
結果が出なければ途中の過程は意味がないとよく言われています。

いくらがんばっても、利益がでなければそれまでの努力は
無いに等しい、とまで言われます。


実際には途中の努力によって、その人はある程度スキルアップできて
いるはずなので、全くの”無”ということではないと思いますが、

それは評価はされません。


利益という結果がでなければ、途中は全くなかった
とみなされてしまうということなのです。



お金を給料ということで考えた場合、
サラリーマンの生涯賃金は2~3億円と言われています。

私が大学院卒で会社(高砂熱学工業株式会社です)に入った当時、
30年以上前になりますが、当時は生涯賃金が3億円と言われていました。


なんだか、生涯賃金が下がってきているようです。
30年前と変わらないのですから。



生涯年収を、2億と3億の中間を取って2.5億円と仮定してみましょう。
それで、その2.5億円を働いた年数で割ってみましょう。


大卒22歳から定年延長で65歳まで働いたとして、33年間です。


そうすると、1年間で758万円です。
さらに12ヶ月で割って、月あたりの賃金にしてみると、

63万円になります。


生涯年収が2.5億円の人は、平均すると月に63万円
使えることになりますね。


63万円あれば楽勝だ、と思われるかもしれません。


賃貸アパートなら月に10万円くらい、また一戸建てを購入した
場合もローンを組んだとして月10万円くらいは必要になります。


将来に向けての貯金、安心のための保険、光熱費や、
子どもが生まれれば子どもの教育費(塾なども含みます)、

病気すれば治療代や入院代がかかります。


そうすると平均的なサラリーマンは、全くゆとりがないのです。

ということは、いかに仕事をがんばって結果を出して、
一時期ボーナスが多少増えたにしても、

トータルで考えるとカツカツで生活することに
なってしまいます。


つまり資本主義社会ではサラリーマンは、実は
一生ゆとりがないということになってしまいます。


ほぼ大部分の人が、カツカツの生活をしています。



そこで「貢献主義」です。

何百年先か何千年先かはわかりませんが、
ずっと先の時代には、

「貢献主義社会」になっていると
私は考えています。


「貢献主義」は、”貢献”が最重要項目です。


ここで言う”貢献”とは、”人の役にたつ”や
”社会の役にたつ”という意味です。


その”貢献”を中心軸とした社会のことです。

他の人の役にたつ人や社会の役にたつ人が、
”価値ある人”ということになります。


現在の資本主義社会では、
お金のある人が重要な人・価値ある人と
考えられています。


資本(お金)が中心の社会ですから、当然ですね。


しかし貢献主義社会では、


人への貢献や社会への貢献がその評価点となりますから、
貢献できる人が重要な人・価値ある人なのです。


貢献の程度や実績は、”貢献ポイント”と
いうような概念で捉えられます。

”環境ポイント”と同じような概念です。


人のためにどれだけのことをやったか、
社会のためにどのようなことをやったか、

といったことが評価されます。



しかしこれを実施しようとすると、難しい問題が生じます。

貢献ポイントを誰がどのように査定するかです。


資本主義社会では、お金をたくさん儲けた人が評価されますが、
”金額”という具体的な数値で表されるため、
非常にわかりやすいです。


貢献ポイントの場合は、どうでしょう。
なにかうまいやりかたがあるでしょうか。



答えのヒントがあります。



FACE BOOK の ”イイネ”です。

これが割と近い概念だと感じています。



ある貢献に対して、いろんな人が ”イイネ”を付ける。
その”イイネ”の数で、貢献度を計るという方法です。




しかしそうした場合、現状の社会では ”イイネ”を
お金で買うような人が現れて、

機能しなくなってしまうでしょうね。



この貢献主義社会が実現するためには、
人間が人格的に進化してからでないと、

現実的ではないということです。



結果的には、人間の”人格的な進化=精神面での進化”に
かかっているということになりますね。



しかし世界の諸外国の状況を考えた場合、

日本はこの”人格的な部分”や”精神的な面”では

かなり『イイ線行っている』と思えるのですが、


いかがでしょうか?



いずれにしても”貢献主義社会”の到来は、
まだまだ先のようです。


それではまた。

久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒



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2014年10月8日水曜日

日本の正しい教え


こんにちは、池鯉鮒です。

少し間隔が開きましたが、
今回は”日本の正しい教え”です。


ここに、ある日本の教えを紹介します。
以下がそれです。



1.親孝行しましょう。

2.兄弟は仲良くしましょう。

3.夫婦は仲むつまじくしましょう。

4.友達は信じ合ってつきあいましょう。

5.自分の言動をつつしみましょう。

6.広く全ての人に愛の手をさしのべましょう。

7.勉学に励み職業を身につけましょう。

8.知識を養い才能を伸ばしましょう。

9.人格の向上につとめましょう。

10.広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう

11.法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう。

12.勇気を持って国の平和と安全のために真心を尽くしましょう。




いかがでしょう。


どのように感じられましたか。


人としてできて当たり前のこと。
でも、ちゃんとできたらすばらしいと言える項目だと思いませんか?



イメージしてみてください。

上記の項目を人々が実践できている社会は、
どんな感じの社会でしょうか。


かなり完成されたよりよい社会が
出来上がっていると思いませんか?

   ・

   ・ 

   ・

実はこれは ”教育勅語” に謳われている12の徳目と言われるものです。

日本人が守るべき徳目として挙げられています。


”教育勅語”は以前は学校で教えられてきましたが、
戦後GHQによって否定され、教えることを禁止されました。


その結果忘れ去られてしまい、今日に至っています。


”教育勅語”は、明治神宮のホームページに掲載されていますので、
”明治神宮”と”教育勅語”のキーワードで検索すると出てきます。


教育勅語は、明治天皇が明治二十三年に、
日本人にとって”何が大切”であるかを示されたもので、
「私が想うに・・・」という書き出しで始まっています。


私は現在教育職に就いておりますが、
最近までこの”教育勅語”の内容を全く知りませんでした。


”教育勅語”という名称は中学か高校の歴史の時間に
習って覚えていましたが、内容までは教わっていません。

また、戦後否定された”古い考え方”であったり、
”危険思想”といったふうに教わりました。


私の父は現在89歳ですが、尋常小学校時代に教育勅語を習っており、
「朕惟うに」から「御名御璽」まで全部暗記していたそうです。

その教育勅語の中で言われていることが、先の12の徳目というわけです。


その内容は、あえて説明する必要もないくらいシンプルで、
わかりやすく非常に真っ当な内容となっています。


明治二十三年当時は、江戸時代が終わって明治となり、
”文明開花”と称し西洋の文明が入ってきて23年目で、

変化が激しい時期であり、混乱していた時期でもあったようです。

藩がなくなり県となり、武士というものがなくなり、
皆が名字を持つようになった時期です。


その混乱していた時期に、”日本人としてはこのようなことが大切だ”
ということが天皇より出されたわけです。

12の徳目に上げられているようなことが、
十分には守られていなかったのでしょうね。


この ”教育勅語” は世界からも賞賛されていたのです。

内容が非常にすばらしいものだからです。


GHQは戦後、この教育勅語を葬り去るのに
躍起になったということでした。


理由は、日本人の屋台骨をなくし、
日本が再び立ち上がるのを阻止するためにです。


”教育”という名称が付いているので、
学生に対しての話しかというと、そうではありません。

戦前は学校で暗誦させられていたということですから、
学校で習っていたわけですが、
中身は日本人としてのあるべき姿・道徳的内容を表しています。


また教育勅語には、”このことは広く諸外国の人々にも当てはまる”
ということが書いてあります。

日本人だけでなく他の国の人も、
このような徳目を大切にしましょうと言っているのです。


小さい頃からこの内容を教えていくべきでしょうね。
そうすれば”日本人の特質”はさらに磨かれて、
すばらしい社会が出来上がると思います。


そしてこの徳目が日本だけでなく世界の人々に広がって、
他者を思いやる気持ちを持つようになれば、


犯罪の少ない、共存共栄できるようなすばらしい社会、
すばらしい世界が訪れると考えるのですが、どう思いますか?


それではまた。


久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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2014年8月1日金曜日

給食のトラウマ


こんにちは、池鯉鮒です。


今回は「給食のトラウマ」です。

これは私自身の経験談ですが、

私は昭和40年に小学校に入学してから6年間、

給食のお世話になりました。



ある程度の年輩の方なら”給食”という言葉から

いろいろと連想されるでしょうが、

どのようなイメージを持たれますでしょうか。



私が連想するものはいくつかありますが、

良いイメージはあまりなく、

良くない強烈なイメージが2つあります。



それは、”ミルク”と”豚肉”です。



今は給食というと結構おいしいですが、

当時(昭和40年代前半です)の給食はかなり悲惨な状況でした。




まずはミルクです。

給食は、コッペパンとミルク、おかず、という構成で、

アルマイトの容器やアルマイトの皿に盛りつけてありました。



それらがアルマイトのお盆に載せられて配られていました。

(アルマイトというのはアルミニウムの表面を酸化処理して

耐食性や耐磨耗性を高めたものです。)



その給食のミルクには2種類ありました。

ひとつは”白いミルク”で、もう一つは”うす茶色のミルク”でした。



白いミルクのほうは、独特なにおいがして、

相当砂糖を入れてあるらしく、とても甘くてベトベトした感じでした。



こぼしてノートなどに染み込むと、表紙やページがくっついてしまい、

はがそうとすると破れてしまったこともしばしばでした。



その独特なにおいのせいで”おいしくない”というよりは

”まずい”ため、当時は「人参が入っているに違いない。」という

噂が立っていました。




”まずい=人参”という、シンプルで子供らしい発想ですが、

きらいな人参を連想させるに十分な、まずいミルクだったのです。



鼻をつまんでにおわないようにして飲んでいる友達もいました。



もうひとつの”うす茶色のミルク”は、”白いミルク”に

ココア味だかコーヒー味のような味を付けてあるミルクで、


白いミルクに比べたらまだましでしたが、

ココア味かコーヒー味かも定かではない、何とも言えない味でした。



白いミルクが大半で、たまにうす茶色のミルクが出る

といったパターンだったと思います。



白いミルクの際には、ごくまれに”ミルメーク”という、

粉末ココアのような粉が付いて来ることがありました。



このミルメークは大人気でした。


白ミルクの”超まずさ”をかなりカバーできていましたから。




このミルクも私が小学校4年生の頃でなくなり、

牛乳に変わっていきました。



もちろん牛乳は生徒みんなに大人気でした。

私もあの”超まずい”ミルクから解放されたとわかったときは、

ほっとしたものです。



後になって知ったことですが、その給食用のミルクは、

米軍が家畜用に用いていた脱脂粉乳を使用していたということでした。




それから、次に豚肉です。

こっちのほうが、ミルクよりさらに強烈でした。



今では豚肉といっても、豚肉のしょうが焼き、豚の角煮、

焼き豚、酢豚きなど、いろいろおいしい料理が思い浮かびます。



しかし当時の豚肉は違っていました。



まず、豚肉といってもその大部分が脂身でした。

肉の部分はほとんど1~2割くらいで、残りの8~9割が脂身でした。



しかも臭いんです。



豚臭いというか何というか、豚肉のにおいがさらに強烈になった状態です。


それにたまにですが、豚肉の脂身の表面に黒っぽい皮が付いており、

毛が生えているものがありました。



豚肉の入ったおかずはいろいろありました。

カレーシチューなどスパイスの効いているものは、

そのスパイスでにおいがカバーできていましたので、割と人気がありました。



強烈だったのは「チャンポン」と「ビーフン」です。

塩とコショウの味付けで、素材の味や香りがそのまま出ている状態です。



今時のグルメのようなおいしい味付けがされているものではありません。

”素材の味や香りを生かした”と言うとよいイメージですが、



その”臭さ”が前面に出ているため、より強烈なのです。



クラスの中で5~6人ぐらい、これが食べられない生徒がいました。

食べられないので、給食の時間が終わって昼休みになっても

食べてしまうまで教室に残されました。



私もその中の一人で、先生から”横綱”と言われていました。

いつも最後まで残っているという意味でです。



みんな、臭いがいやなので鼻をつまんで食べたり、

水で流しこもうとしたりいろいろやっても、


吐きそうになって涙目になりながらも、

しかし飲み込むことができません。



そういったおかずの場合は、昼休みがなくなってしまいます。

豚肉が含まれていないおかずの日はほっと一安心で、



ミルクは何とか飲めましたので、楽しい給食タイムが過ごせました。



そういった小学校給食時代を過ごしてきましたが、

それがトラウマになって残っていました。



中学校、高校の頃までは、食事を出されると

(例えばレストランなどで一人前として食事を出された場合です)、



”食べてしまわないといけない”という脅迫観念に襲われて、



急に「食べてしまえるのだろうか」という不安な気持ちが起こってきて、

食べ残してしまうということがしばしばありました。



これは時間が解決してくれて、今ではほとんど問題ありません。



今回は50年近く前の昔話でした。



給食もおいしかったメニューもありますが、

それはまた今度紹介したいと思います。



しかしあのミルクの味とあの豚肉は、

再現できないものでしょうかね。



今の人たちに食べてもらって、昔はこんなだったんだと

説明したいところです。



それではまた。

久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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2014年7月4日金曜日

日本人の特質


こんにちは。
久留米工業大学の池鯉鮒です。

今回は「日本人の特質」です。

先月6月3日に(今現在は2014年7月です)、日本政府は
2014年度版「子ども・若者白書」を閣議で決定しました。
(昔は「青少年白書」と呼ばれていたものです。)

その中で特集として、世界7カ国の若者の意識調査結果もまとめられています。


その内容を紹介しますと以下のようになっています。

「自分の将来に明るい希望を持っているか」という問いに対して、
「希望がある」や「どちらかと言えば希望がある」と答えた人が、
日本では61.6%だったそうです。

他の6カ国では82.4%~91.1%になっており、7カ国の中で最低ということだそうです。

ちなみに7カ国というのは、日本、アメリカ、韓国、イギリス、ドイツ、フランス、
スウェーデンです。

調査は2013年11月~12月に各国で13歳~29歳の男女約1000人を対象に、
インターネットを使って行われたとのこと。

また、「40歳になったときに幸せになっている」と回答した人は、
日本は66.2%で最下位、他の6カ国は81.6~87.4%でした。

「自分自身に満足している」と回答した割合は、日本は7カ国中45.8%と最低で
(他の国では71.5%~86.0%もあります)、

「自分には長所がある」と答えた割合は68.9%とこれも最低で、
他の国の回答(73.5%~93.1%)と比べて、最下位となっています。

日本の若者は自分に自信が持てず、将来についても悲観的である
という結果が出ています。

日本の若者像が浮き彫りになったということでした。


これを見てどう思われますか?

なぜ自分に自信が持てず、将来に対して悲観的になるのでしょうか。

経済的には発展していて、他の国よりは相当豊かななずです。
なのに、なぜ自信が持てないのか。
なぜ将来に対して悲観的なのか。


それはしっかりした軸がないからだと思います。
精神的な面での話です。


日本人は”秩序と調和”を重んじる民族です。
”道徳観”という言い方もできると思います。

つい最近2014年6月14日のワールドカップ日本ーコートジボワール戦で、
残念ながら日本は負けてしまいましたが、その後の多くの日本人ファンの
行動が世界中から絶賛されています。

試合には負けましたが、観客スタンドのゴミを拾ってブルーの袋に
詰めて帰ったということでした。

私たち日本人の感覚からすれば、こういった行動はごく”自然”で、
”当たり前”なのです。

世界中から絶賛されていますが、普通のことなのです。

逆に言えば、世界中がこのような”普通で当たり前のことが
残念ながらできていない”という状況であるということです。

報道の中で言われていたのが、
”たいてい試合に負けたチームのサポーターは会場を汚したり、
ひどい場合にはスタジアムを損壊するケースがある”とのこと。

日本人はそういうことはしません。
道徳観が優れていると言っていいと思います。


こういった傾向は、”日本人の特質”とも言うべきものです。


簡単な言い方をすれば、
私達日本人は、「きちんとできる」し「ちゃんとやれる」のです。
世界ではそうではないということなのです。


また、2011年3月11日の東日本大震災の際も、被災された方々は
悲惨な状況にありながらも、配給の車にきれいに列をなしてならんでいる姿が
世界に報道され、これも世界中から絶賛されました。

他の国で同じような震災が起きた場合には、略奪や暴動などが
ほぼ確実に起きます。

日本ではそれはありません。


この秩序と調和を保つ”日本人の特質”は、世界に誇ることができるものです。


世界に比べて優れた特質を持っているということを、
さらにはその特質を伸ばしていくことを小さい頃から子どもたちに
きちんと教えていけば、

自分に自信を持ち、また将来への希望も持てるように
なるのではないかと思っています。

”日本人の特質”はもっとあります。

勤勉、まじめ、約束を守る、緻密、心配り、一丸となって・・・等々ありますが、
根本には自分だけがよければそれでよいとは考えませんし、全体の一部で
あるという思想があるのだと思います。


だからこそ経済的に発展してきたわけです。
サラリーマンはよく”うちの会社”という言い方をします。
”会社の一員として”、言い換えると”全体の一部として”の
意識を持っているということです。

”全社一丸となって”目標に向かってがんばる。
これが日本人のイメージですね。
個人主義で、てんでバラバラというのではありません。

技術的な側面でも、これからどんどんテクノロジーが発展していきます。

さらに道徳的な心の部分でも人類は進化していくでしょうけれども、
日本人が持っているこの特質ゆえに、

日本が牽引役となっていけるだろうと予想しています。

”日本はすばらしいんだ、そのすばらしい国のすばらしい人間なんだ”
ということを子どもたちに教えていけば、自信を持つことができ、
さらに将来への希望も持つことができるのではないかと考えています。

どう思われますでしょうか?

それではまた。


久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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2014年5月30日金曜日

電流と血液型


こんにちは。
久留米工業大学の池鯉鮒です。


今回は”電流と血液型”です。

まったく脈絡のなさそうな2つの組み合わせですが、
以外とそうでもありません。

まず電流ですが、電流は電池の発明にさかのぼります。
1795年にボルタが銀の板と亜鉛の板の間に塩水で湿らせた
紙を挟んで、電気を起こすことに成功しました。

さらに1800年にはそれを幾重にも積み重ねて、強い電流を
作ることに成功しました。ボルタ電池の誕生です。


ボルタ電池は直流電池ですから、
正極(+:プラス極)と負極(-:マイナス極)があります。

この電池によって、電流が継続的に得られるようになりました。
それによって当時電流の研究が始められたわけですが、
その時代に重要なことが決められてしまいました。


「電流は正極から負極に流れる」と定義されてしまったのです。


当時は、電流というものは何が流れているかわからなかったため、
そのように決められました。

それから約100年後に、”電子”という負(-:マイナス)の
電気を持った粒子が発見されました。
そして電流は、電子の流れであることがわかってきたのです。

電子はマイナスの電気を持っているので、
負極(マイナス極)から正極(プラス極)へ流れます。

つまり電子の流れは電流の向きとは逆になっています。

実際は電子の流れによって電流が発生しているわけですから、
「電子の流れである電流は、マイナス極からプラス極へ流れる」と
すべきだったわけです。

しかし、すでに「電流はプラスからマイナスへ流れる」という考え方で、
電磁気学のいろいろな法則が発見され理論化されていたため、
今さら変えられないということで、そのままになっています。

ですから学校で習うのも「電流はプラスからマイナスへ流れる」ですね。
電池を見ても、プラス側が出っぱっていて、いかにもそこから電流が
流れ出ているような形をしています。

実際は「マイナスからプラスに電子が流れていく」というわけです。

簡単に言ってしまえば、”早とちり”と言えなくもないですが、
当時はそれを確認する技術(テクノロジー)がなかったので、
しかたありません。


さて、血液型です。

血液型にも同じような状況があります。

一般に言われるO型やA型などの血液型は、ABO式
血液型という分類方法で、1900年~1910年頃に発見された
最初の分類法です。

オーストリアのカール・ラントシュタイナーによって発見されました。

ラントシュタイナーは後に血清学と免疫化学への貢献により、
ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

しかしその後、血液型はタンパク質の型であることが明らかに
なってきました。

血液だけでなく、体を構成する組織や体液に含まれる糖タンパク質の
違いであることがわかってきたのです。

血液という体液だけの型ならそうでもありませんが、”タンパク質型”と
いう視点で捉えた場合、人の体を形成している筋肉や脂肪、骨、細胞、
体毛など、もちろん血液やリンパ液、唾液なども含めてすべてが、
そのタンパク質型であるということです。

”唾液で血液型がわかる”という不思議は、これで謎が解けます。
”唾液に含まれるタンパク質型がわかった”ということなのです。

最初に発見されたのが血液であったために”血液型”という
名称が付けられてしまいましたが、実は血液も体を構成する
組織や体液などのひとつであったということです。

正しくは「タンパク質型」や、体全体の質を表す「体質型」と
呼ぶべきものです。

そうすると、脳細胞を形成しているシナプスも、タンパク質型が
異なっているのではないかということが予想できます。

ここで、シナプスを流れる情報(電流)の伝わり方が、シナプスの
タンパク質型で変わってきても不思議ではないと思えてきます。

シナプスのタンパク質型によって、考え方の傾向が変わって
くるのではないかということが推測されるわけです。

脳に含まれる糖タンパク質の割合は少なめであるそうですが、
少なかったからそれほど大きな違いが出ずに済んでいる、
というふうにも思えます。

そして考え方の傾向の違いがタンパク質型ごとの特徴として
表面に出てくるのかもしれません。


私は医師ではありませんので、どのようにしてそれを調べれば
よいかわかりませんが、例えば「タンパク質型とシナプスの伝達特性」
といったようなタイトルの研究が進められればおもしろいと考えています。

”血液型”ということならその影響範囲は血液のみですが、”タンパク質型”
であれば体全体の各組織が関係してきます。

その中で脳細胞のシナプスへの影響もありそうな気がするのですが、
どう思いますか?


このようなことを考えると、最初の名称の決め方や
最初の定義の仕方は、なかなか難しいですね。

その時点では、後になってどのような発見がなされるのかわからないですから。

    ・
    ・
    ・

それではまた。

久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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2014年4月25日金曜日

エッジの効いた人


こんにちは。


今回は「エッジの効いた人」です。

”エッジの効いた人”という言い回しは
私がたまに使っている表現です。

”エッジの立った人”という表現も
使いますが意味は同じです。

エッジが立っているという表現から、
”角が立っている”、とか”とがっている”人

というように思われるかもしれませんが、
そういう意味ではありません。

その意味するところは、”その他大勢ではない人”、
”一般大衆ではない人”という意味です。

他とは違う個性や特技、特徴を持っている人
と考えてもらえればいいです。

イメージで言うと、地平線のような線があって
その一部がポコンと四角く凸型に飛び出して
いるようなイメージです。

その部分だけ他とは異なっているイメージですね。


それでは、”エッジの効いた人”の前に、
そうではない人=”その他大勢”の特徴を
見てみてみたいと思います。

”その他大勢”には特徴的な(わかりやすい)
口癖があります。それは以下のようなものです。

1.できません
2.無理です
3.難しいです
4.わかりません
5.知りません
6.関係ありません
7.私は悪くありません

 ・
 ・
 ・

等々です。

否定的な表現ばかりになってしまいましたが、
なんだか先に進みそうにない感じですね。
”思考停止状態”と言ってもいいかもしれません。
それ以上考えようとしていないということです。

あなたの周囲を見回してください。
そんな人いませんか?

しかも大人数で。


集約すると”被害者意識とあきらめ”
と言えるかもしれません。

どうせ言っても無駄だ、何やっても無駄だ、
(例えば)国は何もしてくれない、とか
会社は何も考えてくれない、
 ・
 ・
 ・

などです。


それでは”エッジの効いた人”はどうでしょう。

エッジの効いた人は、少なくとも
上記のような否定的な考えではなく、
”何とかしようと考える”人です。

”何とかしよう”と「自分の頭で考える」ため、
”何とかなる”までの道筋がおぼろげながらも
見えるようになってきます。

そしてその結果”何とかなる”とか
”何とかできる”というイメージを
持つことができます。

自分の頭で考えなければ、その
何とかなる、何とかできるという
イメージを持つことができません。

よくスポーツ選手が、うまくいった時のイメージを
描いてから、試合に臨むという話がありますが、
それと同じです。

より”リアルな”イメージを持てば持つほど
よいと言われています。


何とかなる、何とかできるという
イメージを持つことができれば、
実際に何とかなってしまうものです。

エッジの効いた人は、まずこの自分の頭で考える
この”思考”があります。


また、エッジの効いた人は別な言い方をすれば
”その人でなければならない理由”がある人です。

先に挙げたようなイメージを持つことができて、
例えば課題を何とかしてして解決してしまうので、
周りからすればとても役に立つ人です。

その人だけの特別な能力や技術を持っている、
独特な個性があるなど、他の人とは大きく違った
特徴ある側面を持っている人です。

言わば”いてほしい人”です。


その特徴ある側面は”価値”とも言えます。

他と同じなら価値があるとは言えません。

例えば、普通においしいチョコレートと
カレー味のチョコレートは、どちらが
”エッジが効いている”かといえば、
カレー味チョコレートのほうです。

(カレー味のチョコレートが売れるか
どうかは別ですが・・・。)

このような価値ある人はその価値を適切な形に
表す事で、別な価値と等価交換することができます。

価値ある人がその価値を適当な形に表すということは、
「価値を生み出す」ということと同じです。

別な価値とは、例えば”お金という価値”です。

ミュージシャンが、作曲・演奏できるという
能力(価値を)CDやLIVEという形に表すことで、
それを売ってお金を得ることができますよね。

会社で働いている”エッジの効いた人”は、
その他大勢の社員より多くの給料を
もらっているはずです。

会社のために役に立つ人ですから、
その”役立つ”という価値が
問題を解決したり、新しい商品を
生み出すなどの形に現れます。

それが給料やボーナスに反映していると
いうことですから、当然ですよね。

企業も、特徴のない人よりエッジの効いた
人を求めます。

これからは、”一般大衆”や”その他大勢”の
ままでは立ち行かなくなっていきますから、

特徴ある”エッジの効いた人”を
目指していきましょう。

それではまた。

久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒



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2014年3月19日水曜日

思考と行動と結果


こんにちは。

今回は「思考と行動と結果」です。

「思考は具現化する」はよく耳にする言葉です。
自己啓発関連の書物などで見かけます。

自己啓発関連というわけではありませんが、
人が関わる物事は、「思考-行動-結果」という
パターンで考えるとわかりやすいですね。

人が思考し(思考には”宣言”や”計画”も含まれますが)、
その思考に基づいて行動し、その行動によって結果が出る、
という流れです。

これはすべてのことに当てはまります。


まずは、思考があります。思い、想いと言ってもよいかもしれません。

ああしたいこうしたい、ああなりたいこうなりたい等です。
人はまず自分の頭で考える”思考”があります。

”思考は具現化する”ですが、ある意味それは事実だと思います。
上のパターンで見ると、思考なくして結果にはつながらないわけですから。

もし思考なしで結果があるとすれば、それは本当に偶然の産物と
言えるでしょう。たまたま入ったお店で、十万人めの来客になり
十万円当たったというようなものです。

しかしこれは自分でコントロールできませんし、期待もできません。
”たまたま”だからです。

ですから、最初の”思考”は重要です。


しかし、ただ思考があるだけでは具現化しません。
ああなりたい、こうなりたいと思っただけでは、
そうならないことは、誰もが身にしみて感じていることですね。


思考の部分で、宣言と計画を含むと書きましたが、これも重要です。
ああなりたい、こうなりたいには、宣言も計画も含まれていません。

宣言(宣誓と言ってもいいですが)は、
「私は○○になる!」とか「私は○○をやる!」というように、
「自分で決める」ということです。

高校野球の甲子園大会を見るとわかりますが、開会の際に
「選手宣誓」というのがありますよね。

「われわれはスポーツマンシップに則り、
正々堂々と戦うことを誓います!」というあれです。

まず宣言をして、その宣言通りにやるという意味です。
宣言をすると後で変えられないという考えを持つ人も
いるかもしれませんが、宣言したからといっても
後で変更してもいいのです。

変更したい場合は、後で宣言しなおせばいいわけです。
まず「宣言」ということです。


次に「計画」が必要です。

いかに宣言をしても、”具体的に何をやればよいか”がわかりません。
それを明確にするのが「計画」です。

宣言をした内容が目的ですから、目的ははっきりしています。
目的地の決まった旅ということです。

どのコースをどのくらいの時間をかけて旅するかを、
具体的に(これも自分の頭で)考えるのが計画の部分です。

旅の場合、どこからスタートするかも重要です。
東京に行こうという場合でも、北海道発なのか九州発なのかで、
途中の経路はまったく異なってきます。

自分の現状を認識することが、出発点ということです。
現状がわからないのに、途中のルートも何もありません。
まず自分の現状を把握して、具体的な行動の計画を立てるということですね。


そして行動すれば、何らかの「結果」が出てきます。

その結果を見て計画を修正したりしながら、
目的地を目指してさらに行動するということを繰り返して、
最終的に目的地にたどり着く(結果が出る)ということになります。

なかなか目的地にたどり着かない(結果が出ない)状況が
続いている場合は、出発時点の現状認識が間違っているか、
計画が間違っているか、ということもありますが、
”実はまだまだ道半ばにも達していない”ということも多いですね。

まだ道半ばなのに、目的地に着かないため
投げ出してしまうということもよく起こります。


これについては、「できるまでやればできる。」とか
「できるまでやらないからできない。」という表現を私は使っています。

その意味は「できるようになるまで続けないからできない。」
ということで、”できるまで続ける”ことが肝心だという意味です。

時間のスパンは人によって違います。
数週間や数ヶ月で結果の出る人、数年かかる人、
10年以上かかる人などいろいろありますが、

本当にやろうと決めたら、”できるようになるまでやれば”、
その結果 ”できるようになっている”というわけです。

簡単に言えば、”あきらめずに続けること” となります。


今回の話しは、

(宣言と計画を含む)思考 → 行動 → 結果
というパターンの話しでした。

それではまた。

久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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2014年2月18日火曜日

文章を書きたがる人・書きたがらない人


こんにちは、池鯉鮒です。

今回は、「文章を書きたがる人・書きたがらない人」です。
以前のブログで書いた「二種類の人々」に含まれそうな内容です。

さて、文章を書きたがる人と書きたがらない人、はっきりと明確に分けられる
ということではありませんが、そのような傾向に分かれると
考えてもらえばよいと思います。


まず”文章を書きたがる人”の特徴ですが、長文を書く傾向がありますね。
メールなどを書く際にやたらと長文を書く人いませんか?

長文を書く人は、文章を書いているうちにだんだんと”乗って”きて、
内容がさらに展開していくという傾向があります。

このタイプの人は、普通の文章ならよいですが、
クレームや誹謗中傷のような状況になってきた場合にはやっかいです。


ブログなどで炎上した場合には、次から次へとクレーム文章が
あふれ出てきて、内容がどんどんエスカレートしていってしまいます。

怒りの感情に任せて書いているうちに、文章が”乗ってくる”と最悪ですね。
あまり敵に回したくないタイプです。
仲間にして役立つ文章を書いてほしいですね。


それに相対するのが”文章を書きたがらない人”です。
書面やメールとして文章を書かずに、直接口頭で話したり
電話で済ませるタイプです。

今はネットの時代ですからメールでのやりとりは当たり前になっています。

○か×かのような、やるかやらないかのような、簡単な内容なら
口頭でよいですが、日時が関わることや、場所がどこどこ等、
5W1Hに関するような重要な項目は、記録の残る文書やメールで
配布したほうがよいのです。


口頭では”記憶”に残るだけで”記録”には残りませんね。
その記憶は時間が経つと曖昧になるし、間違って記憶した場合には、
スムーズに事が運びません。

日付や時間を間違うと、とんでもないですよね。

文章を書きたがらない人の場合は、メールで送るといっても、
慣れていないため誤字脱字が多かったり、最小限しか文章がないために、
”誰がいつまでに何をすればよいか”、といったことが
はっきりしないものも多いです。


説明不足な文章になりがちです。


ちなみに私は、(こんなブログを書いているくらいですから)前者の
”文章を書きたがる”タイプです。

それほど長文は書かないほうだと思いますが、文章を書いているうちに
”乗ってくる”感覚はあります。

”乗っている”ときは、「文章が踊っているかのようです。」
というのは冗談ですが、このブログも書いているうちに次が展開してくる
というパターンも多いです。

なかなか書き出さない、ということはよくあります。
着手するまでに時間がかかることはよくありますが、一旦書き始めると、
書けば書くほど次が湧き出てきます。

もちろん“乗らない”時もあります。

例えば風邪をひいて体調不良の時や睡眠不足で眠い、などといった場合
にはショボい文章しか書けませんし、筆が進みません。

でもショボい文章でも書いたものは、残しておいたほうがよいです。
後で見た場合に、ここはこう変えたほうがよい、ここにあれを付け足せばよい
というふうに、“別人風に”加筆訂正することも可能だからです。


極力文章は書いたほうがよいです。

書面にして送るとか、メールで送るという文章でもそうです。
電話で済ますとか、直接口頭で伝えるということもよいですが、
それに加えて文章にしてメールで送ることをやれば、確実ですね。

音声+文章なので、伝わり方は2倍でバッチリです。
受けた人は「耳」と「目」から情報が入ってきます。

以前のブログでも書いていますが、自分で文章を書くと
”あれやこれやと自分の頭で考え”ますよね。

これが”頭によい”のです。
頭が回転するようになり、自分の考えが持てるようになります。

そうでないと、自分の考えが定まらないとか、自分で決められない、
自分で考えられない、自分ではわからない、
ということが多くなってしまいます。


私が会社員時代に、大先輩の部長クラスの方から教えていただいたのは、
「ベースとなる書面なしに、打ち合わせや会議をやるな。」でした。

私も経験がありますが、ベースとなる書面がない状態で話し合いをやると、
どんどん話しが本題からそれて行って、やたらと会議の時間が長くなったり、
本来検討すべき内容を検討せずに時間切れというパターンに陥りがちです。

その方は、それを「空中戦」と呼んでいました。
うまい表現だと思います。

ベースになる書面がないので、足が地に着いておらず、つまり
“空中で戦っている”というわけです。

電子ファイルが主流になっていても、メールやPDFファイル、
e-Pubファイルなどで扱うのは文章です。

文章を書くことは必要なのです。

文章を書くことで、頭が回転するようになれば、自分の考えが定まらないとか、
自分で決められない、自分で考えられない、わからない、等がなくなります。

”自分で考えられない”というのは、実は気をつけないと
危ないのです。


”搾取される対象”になってしまうからです。


”搾取”というのは極端かもしれませんが、
”いいように使われる”ということです。

言われたこをそのまま鵜呑みにしてしまうので、極端に言えば
”洗脳するのが簡単”な人ということになってしまいます。

甘い言葉に乗せられて、知らない間にお金を支払わされる
ということにもなりかねません。


例えば”振り込め詐欺”のようなパターンですね。

振り込め詐欺は、被害者はお年寄りが多いですが、
孫からの電話と称して「オレだよオレ。」と言って、問題が起きて
困っているからお金が必要だというわけです。

それを信じてしまって、言われたように銀行口座にお金を
振り込んでしまうという詐欺です。

”いいように使われる”というのも、
詐欺というところまではいきませんが似たようなものです。

”自分の頭で物事を考える”ようになるには、文章を書くのが
いちばん手っ取り早いのです。

拙書「キーワード構築法-らくらく文章作成術-」の紹介ページでも
書きましたが、頭の回転をよくするのは文章を書くことだけではありません。


絵画を描いたり、作曲をしたり、物語を作ったり、発明するなどの
”創造的な(クリエイティブな)活動”こそが重要なのです。


ただし、絵画を描きなさいとか作曲しなさいとか発明をしなさいと言われても、
なかなかできませんよね。
一般的には文章作成が取っつきやすいというわけです。

やっぱり人間は”創造的活動”をやるのが正しいのだろうと思いますね。


それではまた。


久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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2014年2月3日月曜日

古代巨石文明の謎

こんにちは、池鯉鮒です。

今回は「古代巨石文明の謎」です。
今までとちょっと毛色が違ってますが・・・。

巨石文明というと、エジプトのピラミッドや、メキシコにあるマヤのピラミッド、イスラエルのバールベック神殿、イギリスのストーンヘンジ、インカの石積みなどがあります。

これらの巨石文明は、遡ってもせいぜい4,000年前(4,000年前でも相当に古いですが)くらいまでです。

ところがトルコのギョベクリ・テペという遺跡は、11,000年前の遺跡だそうです。
以前に世界ふしぎ発見というTV番組で取り上げられていました。


1,994年の発見だそうですが、その割には一般には知られていないようです。
私が知らないだけでしょうかね?
教科書には記載されているのでしょうか。

”超古代”と言っていいような年代の遺跡です。
しかし11,000年前だからと言って、稚拙ではありません。
5トン前後の石を矩形に切り出して円形に配置したストーンサークルのようなものです。

他に20トン程度の石もあるそうです。
そんな巨石ですが、その切り出した面が相当平坦なのです。

またその遺跡からは、人骨が発見されています。
しかもその人骨には彩色が施されていました。

TVでは、いったん埋葬したものを掘り出して骨に彩色したという説明でしたが、
そんな面倒くさいことを考えなくても、火葬にして、残った骨に彩色したのでは
ないかと考えてしまいますが、違うんでしょうかね。
11,000年前は火葬の習慣はなかったのでしょうか。

鉄や農耕がなかった当時、石をどうやって矩形に切り出して、平らに削ったか
という疑問が生じますが、発掘した考古学者によれば、
石器で削ったとのことでした。

石器で岩を削る???

巨石は石灰岩であるため、それより硬い材質で作った石器であれば、
割と簡単に削れるということでした。

レポーターの人が少し削っていましたがほとんど削れず、
「途方もないなあ。」という感想を漏らしていました。

私も途方もないなあと思います。
超古代の人々がいくらヒマだからといって、石で岩を削るという
そんな途方も無いことをやるのでしょうか。


ここで少し”常識をぶち壊して”みましょう。


岩は普通は硬いですが、「岩が柔らかい」としたらどうでしょうか?

「岩が柔らかい?」 と思われるかもしれません。

例えば粘土とまではいかなくても、砂糖の固まりとか砂の固まりとか、
他にはチョークのようなもの、クッキー等のようなイメージです。

そういった柔らかいものなら、石器でも削れますよね。
別な言い方をすれば、「岩が柔らかい状態になったなら、石器でも
簡単に削ることが可能です。」となります。

そうすると、次の疑問がでます。

「岩が柔らかい状態になることがあり得るのか?」ですね。

砂糖の固まりや砂の固まり、チョークやクッキーなどは
水でぬらすと、途端に”柔らかく”かつ”もろく”なります。

では岩の場合、どのようにして柔らかくもろくできるのでしょう。

ギョベクリ・テペの巨石は石灰岩であると言っていました。
石灰岩を柔らかくもろくする方法はあるでしょうか?

特に石灰岩に限って考えると、すぐに思い当たるものがあります。


”酸”です。


理科の実験で石灰石に塩酸などの酸をかけると、ブクブクと泡を吹いて
溶けていきませんでしたか?

酸を使えば、石灰岩であれば柔らかく、もろくすることができそうです。

11,000年前に塩酸や硫酸などはなかったかもしれません。
しかし、レモンやライムのような酸の強い柑橘系の植物はあったのではないでしょうか。
(以外と、塩酸や硫酸等の酸を作ることができていたのかも知れません。)

20トンの巨石を扱うことができる高度な文明を持っていた人々ですから、
酸を利用することぐらい朝飯前だったのかもしれません。

”酸を塗って石灰岩の表面を柔らかくしてから削った” ということですね。

切り出す際にも、切り出したい部分に酸を塗って溝状に削り、
そこ酸を流し込んでさらに削り、という方法で削っていったのではないでしょうか。
もちろん、どこかの段階では割って切り出したのでしょう。

切り出した後に、矩形にして表面を平らに削ればよいわけです。
鉄がなければ、石器で削ったのかもしれません。

表面は柔らかくなっているので、普通の石器でも平らに削れるでしょう。
これは推測の域を出ませんが、可能性としては”あり”と考えています。

どう思いますか?

古代巨石文明についてはまだまだいろいろとありますので、
そのうちにまた古代巨石文明についての話題をUPしたいと思います。

それではまた。

久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒



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2014年1月9日木曜日

常識をぶち壊せ!

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。


久留米工業大学の池鯉鮒です。

新年早々、ちょっと過激なタイトルですみません。
常識をぶち壊せ!です。

さて、あなたは常識をどのように捉えていますか?

常識とは、みんながそう思っていること、当たり前と思っていること、教科書に
書いてあること、新聞やテレビで言っていること、などでしょうか?

「常識でしょ」とか「当たり前でしょ」、「当然でしょ」などとよく使いますよね?
でも本当にそうなのかは、よく考えてみたほうがよいです。
常識と言われていることでも、よく考えてみると意外と違っているなんてこともあります。

”常識”とは辞書を引くと「一般の人が共通して持っているまたは持つべき知識・
理解力・判断力」となっています。

この”常識”がけっこう“くせもの”ですね。

十人十色と言いますが、十人いれば十種類の常識が存在すると考えたほうがよいです。
ですから、「常識ですよ」と言っても、人が違うと認識が全く違ってきたりします。
むしろ、まったく同じ認識という状態のほうが稀です。

その”常識”がない人のことを、”非常識”と言いますね。
非常識な人は社会生活を営む上で、周囲とスムーズなコミュニケーションが取れません。
会社や学校などの組織では、人が集まって行動していますから、周囲とコミュニケーションを取って意見を調整したりする必要が出てきます。

その際に”非常識”ではうまくいきません。

”非常識”を別な言い方で言うと、”常識はずれ”という言い方もあります。

私達が目指すべきは、”はずれ”ではなく、やはり”やぶり”でしょうね。
つまり”常識破り”です。
常識にとらわれることなく、今までにないような行動や思想、技術などを
生み出すことですね。
”常識にとらわれない”なんて結構あこがれますね。

常識はずれが”非常識”なら、常識破りは”破常識(はじょうしき)”になりそうです。
(ちなみにこんな熟語はありませんが・・・。)

「は」と「ひ」があれば、「ふ」もあります。
「ふ」は”普常識”が合いそうです。
普通の常識・・・何だか月並みでつまらなさそうですね。
「普常識」は「腐常識」にも通じそうです。

「へ」に行ってみましょう。
容易に思いつくのは「屁常識」です。
屁のような常識。
なんだかちっぽけですね。

最後の「ほ」に行きましょう。
「ほ」は「捕常識」でしょうね。
まさに常識に捕らわれています。
ちょっと抜け出せそうにない感じです

これで常識の”は行五段活用”ができてしまいました。

 「破常識」
 「非常識」
 「普常識=腐常識」
 「屁常識」
 「捕常識」

ちょっとおやじギャグになってしまったきらいがありますが、
目指すべきは最上段の「破常識」ですよね。

 ・常識破り、
 ・型破り、
 ・未だかつて無い、
 ・世界で初めて、
 ・オンリーワン、
 ・歴史が始まって以来、
 ・他に類を見ない、
 ・驚天動地、

等々似たような表現がありますが、なかなか”魅力的”表現です。

今あなたは、どの段にいますか?
そして、どの段を目指していますか?

「常識をぶち壊す」って、とても魅惑的ですね。
というのも、普通じゃつまらないですから。

そう思いません?

それではまた。

久留米工業大学
建築・設備工学科
池鯉鮒


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